ノスタルジック電脳遊戯録

秋葉原を拠点としているレトロゲーム系ブログ。ゲームプレイ日記とアイロンビーズと他諸々。

【ゲーム書籍】 「僕たちの好きなFF」を読んでみた

今回紹介するゲーム書籍は、押し入れの奥にしまってあった俺の秘蔵の本。
とは言え、基本的にゲーム書籍はそんなに持ってないけど。
べ、別に部屋整理してたら、出てきただなんて言いませんよ。


グラフィックス17



ご覧の通り、FFの15周年の本、現在FFシリーズは25年以上な事を踏まえて。
まぁ古い書籍だこと。
それも、そのはず、この書籍は2002年、FF11が出るよーって時代に出版された本なので、現在みたいな「25HTメモリアル」なアレが出る以前としては、FFの資料としてはかなり優れてるんじゃねって思っています。
メモリアルなアレ、持ってないけど。

この本が出たのはだいたい15年前、そして、この本が語るのは「FFが15周年」。
うわ、合わせてFFは30周年になるのかよ!!
つまりは、FFの長い歴史の中間地点で出た書籍ですよ、貴重じゃね?


グラフィックス18


本の内容はこんな感じ(写真)
でかい本だから撮影が難しいので、このくらいにするけど。
具体的な内容としては。

名場面の紹介(仲間の死、名勝負、愉快な仲間等)
オープニングの紹介、天野先生の華麗なイラストの紹介。
当時最新作だった、FF11の紹介等までがカラーページ。

そして、メインである作品ごとの紹介。(上記写真参照)
キャラクター、システム、乗り物、世界観、作品チャートと言う自由すぎるグラフと。
この作品チャートが、どのくらい自由か?
FF1なら「ユーザーフレンドリー0」
FF2なら「萌え度0」
FF3なら「じじい度4」(グラフMAXは5)
FF7なら「主人公ヘタレ度MAX」
FF8なら「ハリウッ度MAX」
FF9なら「頭身1」
もう、半ばネタに走ってるとしか思えないwww
あとは、ページごとに序盤、中盤、終盤のプレイバック。

細かい部分では、作品が出た時代背景、豊富なコラムやレビュー。
SFCのFF世代としては、時代背景コラムには懐かしい単語が散りばめられてヤバい。
こんなコラム、メモリアルにねーだろ!!(貴重さアピール)

つーか、FFが「漢のRPG」なんて、今のノムリッシュなホストファンタジー時代じゃ想像も付かないよね。
この「漢のRPG」コラムでは、FF6までしか語られてないけど。(ボソッ)
あと、ちょくちょく語られるRPG論。
やっぱりドラクエとの比較なんてものも語られるコラムもあり。

後半にはセールスの話、移植や派生作品の紹介。

で、最後に当時ホットだったFF11の紹介ですよ。

こんな感じで、全143ページの割にはなかなかの濃い内容でした。

当時も「FFの長い歴史」について語ってた本ではありますが、現在では倍近くの時が流れて、時間の流れの非情さを感じます。
そして、昔のFFは良かったって言っちゃう世代だなーってつくづく思う。

以上、「僕たちの好きなファイナルファンタジー」の紹介でした。